
蹴りたい背中
今でも思い出す。
あれは学生の頃の話で、「蹴りたい背中」という本を見つけ、よみもしないのにとても共感したことを。
本は本当に嫌いで、絵本以外読めたことがあるのか?というくらい字だけがバーっと並んでいるのが苦手らしい。
そこは今はどうでもよくて、笑
たまに自分の背中を蹴りたくなる。
頑張れよって意味でも
後押しという意味でも
喝を入れるという意味でも
どんなに勇ましく振る舞って、強く生きようと息巻いていても、弱い自分を自分は知っている。
変わる事ができたとわいえど、根本は変わりはしない。
強くなったといえど、前より強くなったと言う話なだけ。
本当に、本当に1ヵ月に1回くらい。(生理前とかの情緒不安定な時が多いがw)
本当は甘えたい、弱音を吐きたい。
今日も頑張ってると頭を撫でてほしい。
性別関係なく、人間てそんなところがあると思うのだけど…。
自身が女性であることを認識しているが故にか、女として優しくされたいと思う時もある。でも全員にそう思われたいわけじゃないから絶対そんな自分を垣間見せたりさえしない。
そんな自分がいるのをわかっていながら、一生懸命そんな自分を隠して今は生きている。
誰かに甘えちゃいけないわけじゃないし、弱音をはいちゃいけないのもわかっているのだけど、少しでも一度それをしてしまうと多分、私は自分を上手く維持できず崩れてしまい、後悔するのが見えているのだ。
それにこういう事は本当に大事な存在の人にだけにしか出したくない。
だからしない。
けれどあんなに愛した人以上に愛せる人、愛してくれる人と出会えるとは思えない。
だからってのもあると思うけれど、誰が寄ってきてくれても
そんな目で見るつもりもないし、見たくもない。
ある一定の距離から近づけないようにバリアしている。
好きという事自体よくわからなくなってしまったところもあるかもしれない。
だからもしかしたら、もう一生甘えられる人、弱音を吐ける人が私にはいないかもしれない。
そう思ったらちょっと心が痛くなった。
そんなもんだ、と分かっているけれど。
リアルで自分のことを知りもしないところでなら吐いてもいいかと、ここの場所を借りて吐く。
明日も自分の背中を蹴って、強く生きよう。