
花(2007/07/27)
昔の他SNSでの育児日記見てたら出てきた。
最近父のことすごく考えてたから、忘れないようこっちにも転載しとこう
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そろそろ行けるかな。
父親の自殺から2年半。
ずっと現場に行けずにいた。
雪の中、橋の手すりと自分の首をロープでつないで、飛び込んだ父。
ほんとに小さかった頃はかわいがってくれてたって聞いた。
優しいところもあるし、明るい人だった。
でも印象に残ってるのは、浮気してる母親を責めて殴ったり、暴れて理不尽なことを言って、毎日仕事をさぼってパチンコ屋にいりびたる姿かなぁ。
サラ金いくつも使って、利息分も出せなくてあたしに金借りに来てたなぁ。
弱い人だったんだと思う。
結婚相手を間違ったんだろうな。
後悔してることは、暴れてみんな出ていけって言われたとき、
「そんなら勝手に一人で暮らしてのたれ死ねばいい」って返したこと。
錯乱してた父がそれを覚えていたかは分からないけど。
それから何年も経って、現実になった。
母親は来させなかったから、弟と警察への引き取りから、火葬やら葬式やら、二人きりでやったなぁ。
同居してた旦那の身内にも負い目に思って、旦那にもその家族にも嫌な顔されて、つらい時期だった。
何故かこんな晴れて気持ちのいい午後なのに、そんなことを思いだす。
でも手厚く供養してるし、もうそっちで穏やかに暮らしてるでしょ?
ひどい父親だったけど、あたしもいい娘じゃなかったから、あいこでいいでしょ?
それとも、あたしのことは覚えてないかな。
遺書は母親への恨みと、弟への詫びだけで、あたしは存在しない人間みたいだったしなぁ。
いつになるか分かんないけど、あたしもそっちにいったら…
いや、父親が今は穏やかに休めてるとこを影から見れればそれでいいか。
もうあたしの中では整理ついてるし、そろそろその橋に行って、お花でもおいてこようかな。
何の花がいいかな。